ラジグラ– Author –

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腸閉塞の閉塞起点を探す!診療放射線技師ができるCT画像活用術!
CTで腸管が拡張してるー まず、閉塞起点があるか確認していこうか 腸管が拡張していると様々な疾患が想定されて、CT画像を読解していかなくてはなりません。その中でも代表的なのが「腸閉塞(Intestinal Obstructuion)」が挙げられると思います。さて、こ... -
椎骨動脈解離(Vertebral artery dissection)
椎骨動脈解離の発生機序 動脈壁の基礎をまず、押さえましょう。 内膜(Intima) 単相の内皮細胞(血液と直接接する部分) 基底膜(内皮細胞を支える膜) 内弾性板(中膜との境界) 中膜(Media) 平滑筋細胞(血管の収縮と拡張を制御) 弾性繊維と膠原線維... -
椎骨脳底動脈解離を見逃さない:BPAS&Vessel Wall Imaging(VWI)
頭部MRAで椎骨動脈の描出不良に遭遇するんだけど、注意点について教えて! 結構、左右両方でなくて悩まされることがあるけど、怖い疾患が隠れていることがあるからしっかり撮像していこう! 椎骨脳底動脈解離の症例 Case courtesy of Bruno Di Muzio, Radi... -
CT検査で遭遇する心嚢液貯留とは?心タンポナーデなの?
この偶発的に見つかる心嚢液貯留って心タンポナーデに繋げていいの? 基本的には別の概念ということで思考の直結はだめかな 心嚢液貯留と心タンポナーデの定義を整理 診療放射線技師はCT検査を担当する医療従事者で画像を撮影したら、医師よりも先に画像を... -
脳ヘルニアの評価について
最近、外傷CTによくあたって、血腫多いんだよね で、なにでそんな困り顔? 血腫はわかるけど、あとなに見るかわからないw 脳ヘルニアとかどう? 脳ヘルニアについて 脳ヘルニアは、脳実質が本来の領域から他領域へ偏位することをいいます。まずは種類をみ... -
脳出血
脳出血の発生機序 もっとも一般的には血管の破綻で脳出血を起こすのが一般的であるが、ときに血管奇形(脳動静脈奇形・脳海綿状血管奇形)や腫瘍、脳静脈洞血栓症等が原因になる場合がある。小血管疾患が主と考えられる場合は高血圧性細小血管症や脳アミロ... -
子宮筋腫・子宮腺筋症に対してMRIのパラメーターはこれを押さえよう!
結構、MR担当の日って骨盤MRI検査多いのよね そして、結構サイズが大きかったりプロトコルをいじるの大変なんだよね 子宮MRI検査での解剖学的評価 子宮筋腫の画像診断の第一選択は経膣超音波検査が挙げられるが、やっぱりMRI検査に求められるのは組織コン... -
胸部ポータブル撮影で再現性と質が高い撮影するには?
胸部ポータブルで再現性とか質なんて考えるの? 案外、盲点だよね!案外簡単なことでできるから比較してみるか そもそも臥位と座位どっちがいいの? ポータブル撮影をしてると指示内容で「胸水確認のため座位」とある場合があります。たしかに肋骨横隔膜(...