こんにちは。@ラジグラです。
もうすぐ1年生の診療放射線技師が来る時期になりましたね!先輩技師として、社会人の先輩としてがんばってますか?
今回は、一旦「肺シリーズ」をお休みして頭部MRA症例提示になります。
タイトルからもわかるように動脈パターン
今回は頭部の動脈を2例症例提示しますが、疾患名は同じです。
さて、では問題にいきましょう!
一見正常の様に見える動脈ですからね、
まず、一例目!
ついでに動画にもしてみました。
そして、二例目!
こちらも動画にしてみました。
動画ってどうですか?見難いですかね?
さて、どうでしょうか?簡単でした?では、答えへ!
遺残三叉動脈(原始三叉動脈遺残)
案外、遺残三叉動脈はみますよね。先日は午前中だけで2例も来ました。ぱっとみると正常っぽいのですが、よく見ると動脈奇形ですね。
遺残動脈とは?
胎生期に一時的に出現する内頚動脈-椎骨脳底動脈吻合路の遺残である。
内頚動脈の海綿静脈洞前部や斜台背側より分岐し、海綿静脈洞内で三叉神経第一枝に沿って後方へ向かって走行し、鞍背の外側を走行するか、もしくは正中から鞍背を乗り越え(貫通)、硬膜を貫通して脳底動脈遠位1/3の部位に吻合する。
1例目は説明通りの症例ですね。脳底動脈遠位1/3の部分に吻合していますね。これの特徴は両側の椎骨動脈が低形成になりやすいということです。原画でも見てみましょう!!
2例目はちょっとタイプが異なるのですが、同じ疾患「遺残三叉動脈」になります。
左の内頚動脈背側よりしているところまでは一緒なのですが、脳底動脈ではなく、上小脳動脈に吻合しているんですね。
そのため、左椎骨動脈は正常、右椎骨動脈は低形成になっています。では、同じように原画でも見てみましょう!
分岐部分は動脈瘤が出来やすいとか?一応、原画で確認してください!
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