こんにちは。@ラジグラです。
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「肺疾患シリーズ」として第5弾まで来ましたけど、どうでしょうか?基礎解剖ばかりで飽きましたか?今回も、基礎解剖中心ですけど、諦めないでいきましょう!もう少しで臨床とかやりますので!
今回のテーマは胸部レントゲンの横隔膜!
今回は横隔膜についてやっていこうと思います。焼き肉でいうと「ハラミ」ですね!水曜日ハラミ半額のお店が都内にあるんですが、いつも先輩に連れられて10人前ゴチでお世話になっています!ありがとうございます!
慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺線維症それぞれ右?左?
簡単にまず、読影してみましょうか。
右も左も右下肺野領域に網状影があり、共に右第2弓のシルエットサイン陽性。右の右肺は横隔膜中央もシルエットサイン陽性、左の右肺は横隔膜のシルエットサインは陰性と考えました。
今までの記事からここまでは読めるようになっていると嬉しいですね!
横隔膜のシルエットサインでは肺区域「S8」部分にあたるのですが、今回注目するのは位置!
横隔膜位置で今肺の容積などがぱっとわかるわけです。
胸部CTではなかなか見づらい部分ですね
位置はどこが正常なのか?それは肋骨の位置と相関しているので、肋骨を数えて、横隔膜の位置の正常をみます。
- 後肋骨の陰影で9番目と10番目の間にある横隔膜は正常位置になります。
位置で今の肺の容積がわかり、それが肺疾患の読影補助になる。
- 9番目より上にある → 肺が縮んでいる
- 10番目より下にある → 肺が膨らんでいる
と推察でき、推察より疾患名は以下のものが考えらます。
- 肺が縮小している
空気を含まない肺疾患:肺線維症など線維化病変、上葉切除後 - 肺が過膨張している
空気を含む肺疾患;慢性閉塞性肺疾患や緊張性気胸(COPD)
<解答>
似た下肺野異常陰影ですが、横隔膜の位置から
左は慢性閉塞性肺疾患(COPD)、右は肺線維症と推察できる。
横隔膜のついでに下行大動脈はなぜ、左側の辺縁しか見えないのか?
横隔膜のこと考えていたのですが、ついでに先日の記事のネタを思い出したので!
シルエットサインの原理を思い出してくださいね!動画も置いておきます。
下行大動脈の右側は「疎性結合組織」に接しているからですよね?
今回はここらへんで!
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