CT検査 新人向け・肺シリーズ 胸部CT

[新人必見][肺シリーズ2]胸部レントゲン、胸部CT、肺疾患を読影するならまず、解剖を知るべきだ!

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こんにちは。@ラジグラです。
前回の記事でシルエットサインはわかりました?
まずは復習問題からいきましょう!
(前回記事:[新人必見][肺シリーズ]胸部レントゲン、肺CTで肺分画とシルエットサインを覚えよう!

シルエットサインを活用して問題を解こう!

(問題)A、Bのどちらが左横隔膜か?答えよ!
シルエットサイン・横隔膜編
(解答)B
左の横隔膜の前方には心臓が接している。Bの横隔膜は前方に向かって追うと胸骨部分まで追うことができない。つまり、心臓が接している側であることを証明している。反対にAの横隔膜は前方まで追うことが出来る。

成人市中肺炎のお話

ちょっと話は脱線するんですが、成人市中肺炎の画像診断ガイドラインを皆さん知っていますか?市中性肺炎については画像診断の有用性はとても限局的だと記載されています。エビデンスレベルはC1もしくはC2となっています。
例えば、

3 .成人市中肺炎の重症度判定に胸部単純写真、CT は有効か
〈胸部単純写真〉
推奨グレードC1:胸部単純写真は市中肺炎の重症度判定の一つの因子と考えられる。
〈胸部CT〉
推奨グレードC2:市中肺炎の重症度判定のためにCTを施行することが推奨されるエビデンスはない。市中肺炎の存在診断におけるCTの適応を含めて今後の検討が必要である。

胸部レントゲンの方がエビデンスレベルが高いです。(どっちもCですが。。。)
おそらく改訂があるとは思いますが、現段階ではこんな感じです。
でも、画像からある程度起炎菌は推定は出来ると思いますが、胸部レントゲンも胸部CTも解剖がわかっていないと疾患名まで辿り着くことが難しいです。がんばっていきましょう!
(引用:成人市中肺炎の画像診断ガイドライン

肺疾患を知る前に解剖を知ることは必要!

胸部レントゲン末梢部今回のテーマは解剖です。まずは簡単な解剖の話をします!
(問題)左が右肺の一部分を切り抜きました。赤丸で囲われた中にある白い点状のものはなにでしょうか?

(解答)肺動脈抹消部分
下図で説明をします。抹消部分の小葉構造について話をします。CTから抹消部分の拡大をした図です。小葉構造に肺動脈と細気管支が並走しながら入っています。太さはともに約0.5mmです。しかし、細気管支の内部は空気、抹消肺動脈の中には血液が流れています。つまり、X線が透過した際に減衰するのは血液があるため白く見えているものは抹消肺動脈となる。
抹消肺動脈について
では、静脈はどこにあるか?静脈は見えないのか?となるわけです。
肺静脈
抹消肺静脈は約0.3mmで細すぎて見えません。
肺門部に近くなれば、ある程度は見えます。
最後に解剖で忘れてはいけないのが、リンパ行です。
肺動脈、細気管支、静脈、小葉底部に巻き付くようにリンパは流れています。
解剖肺リンパ行

今回はここまで!

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