こんばんは。@ラジグラです。
かなり久しぶりの更新になってしまいました。最近、勉強会が忙しくておざなりになっていました。またちょくちょくと更新していきますのでよろしくお願いします。
遅れた話にはなるのですが、前回の記事辺りから「LINE@」を始めていますと告知をさせていただいてます。
Line@で先行配信した「心不全の時に見える胸部レントゲンのサインを解説したイラスト」を今回公開をします。前回の記事の内容を簡単にまとめて実践で使えるイラストですのでぜひ、前回の記事の最後を御覧ください!
参考記事 Kerley’s B Line等から学ぶ広義間質の肥厚の基礎と疾患のついて
今回は記事のタイトルで大きく話していますが、副腎腫瘍についてCT検査で分かる範囲が簡単なのでさくっと記事にしました。
副腎腫瘍の症例提示
CT画像からわかるように左の副腎に腫瘍を認めます。
一応、US画像と合わせて提示します。
副腎腫瘍の鑑別フォローチャート
自分はまず、副腎腫瘍をCT検査で見つけた際には必ず片側なのか両側なのかをみます。ここで鑑別したいのは副腎腫瘍なのか転移性副腎腫瘍なのかというところです。
両側性なら転移性腫瘍を強く疑い、肺がんや乳がんの原発を見つけにいきます。
片側なら大きさが3cmより大きければ悪性を考えますが、下にあるフローチャートで簡単な鑑別をします。
重要なのは、腫瘍内に脂肪があるかないかということです。CT値が10HU以上あった場合は、MRIの「Chemical shift」を利用した「In Phase」と「Opposed Phase」を使って微量の脂肪を確認しなくてはいけません。
基本的な事にはなりますが、「In Phase」の信号強度が「Opposed Phase」で信号強度の低下がみられれば、脂肪を含むことになります。
参考URL State-of-the-Art Adrenal Imaging
今回の症例について
今回の症例は片側で大きさが35mm、CT値は40HUだったため精査結果(生検やMRI検査)を待つことになりました。久しぶりの記事更新なので今回は軽めでリハビリ的な感じになりましたが、フローチャートは実践でも使えると思いますのでぜひ!
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カテゴリ: メディカル
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