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[肺シリーズ7][肺炎シリーズ2]肺炎を見極めろ!今回は間質性肺炎を理解しよう!すりガラス影だ!

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こんにちは。@ラジグラです。
前回の記事は「実質性肺炎」についてやりましたが、今回の記事は「間質性肺炎」です。これもメカニズム、ストーリーを考えれば簡単にいけるはず!

間質性肺炎のメカニズム

名前の通り、広義的な間質と狭義的な間質が両方、もしくは片方が炎症を起こし、間質(壁)部分が炎症・肥厚すること。

間質性肺炎のメカニズム
上の図の右側の間質部分が青くなっていますよね?中の網目と外周が青くなり、炎症・肥厚を示しています。次に肺胞レベルで狭義の間質を見てみましょう。
間質性肺炎
緑色部分が間質、白い部分が肺胞です。間質性肺炎だと間質部分が肥厚しています。そして、肺胞内には滲出液などの貯留はないことがわかります。

間質性肺炎を画像で見ると

実質性肺炎と比べると炎症・肥厚部分のX線の減衰は弱い。肺胞部分はX線は減衰しないため、画像的に黒く写る。画像状では、X線の減衰がバラバラで、なおかつ少ししか減衰しないので薄く白くなる程度になります。それがすりガラス影と呼ばれるものです。
すりガラス影・間質性肺炎

薄い奥の構造が見えそうな微かな白い陰影→すりガラス影→間質性肺炎

広義の間質が炎症を起こした例:サルコイドーシス

サルコイドーシスの代表的な所見は「縦隔・肺門リンパ節腫大」ですよね?つまり、リンパ行性を表しています。
こんな感じで下の6つが連想でつながれば問題なく理解出来ると思います。連想しづらかった人は下の参考記事読んでみてください。

  • サルコイドーシス
  • 縦隔・肺門リンパ節腫大
  • リンパ行性である
  • 肺小葉単位でリンパ行があるのは広義の間質部分
  • 広義の間質部分に炎症が起こる(すりガラス影)
  • 炎症が強くなり、肉芽種を形成する(粒状影)

 参考記事  「[新人必見][肺シリーズ2]胸部レントゲン、胸部CT、肺疾患を読影するならまず、解剖を知るべきだ!
そして、6番目の「肉芽種形成」も特徴的な所見なので覚えるといいですよ。
では、図説していきます。
サルコイドーシス
左の正常小葉からすりガラス影が出来てきます。ここでは広義の間質が炎症をおこし、青色へ変化しています。狭義の間質部分には変化はありません。
サルコイドーシス粒状影
炎症がどんどん強くなると肉芽種形成されてきます。それが粒状影として見えてきます。そして、菌による感染は菌がいる部分のみの限局的炎症ですが、サルコイドーシスはリンパ行なので両側性に間質性肺炎がでます。では、画像と摺り合わせしてみましょう。
サルコイドーシスCT
そんなわけでサルコイドーシスの所見をまとめてみましょう。

  • 間質性肺炎
  • すりガラス影
  • 粒状影
  • 縦隔・肺門リンパ節腫大
  • 両側性

では、今回はここでおしまい!またー

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